VIOの医療脱毛を受ける期間・頻度|回数ごとの経過についても解説


VIO脱毛を検討する際に、「いつまでに脱毛が完了するのか」と脱毛期間が気になったことがあるのではないでしょうか。
「夏に可愛い水着を着たい!」「〇月に旅行に行くからそれまでに完了させたい」と、出かける予定を目的に脱毛を検討する方も少なくないでしょう。
しかし広告で目にする「最短6か月で完了!」「最短2週間に1回通える!」といった、脱毛がすぐに完了する印象を与える表現には注意が必要です。
VIOは他の部位よりも毛質が太く濃いため、脱毛完了までに期間がかかるケースが少なくありません。また、効果の現れ方には個人差があります。
デリケートな部分だからこそ、どのくらいの期間が必要なのか、実体験が気になる人も多いでしょう。
本記事では、VIOの医療脱毛の経験者へのアンケート結果をもとに、以下の内容について紹介します。
- VIO脱毛が完了するまでにかかった期間
- VIO脱毛で自己処理が楽になった期間
- VIO脱毛に必要な施術の間隔
- 最初に契約した内容で期待した仕上がりになったか
契約後に「思っていた期間で脱毛完了しなかった」と後悔をしないために、ぜひ本記事を参考にしていただき、検討していただければと思います。
【アンケート名】VIO脱毛に関するアンケート 【調査日】2025年01月09日 【調査対象】VIOの医療脱毛を受けたことがある20代~40代の女性 【調査人数】200人 【調査方法】アイブリッジ株式会社Freeasyを用いたインターネットリサーチ(調査元:メディクレール編集部) ※本記事で紹介するアンケート結果や体験談は個人の感想に基づいており、すべての方に同じ効果が得られるわけではありません。 |
目次
VIO脱毛の経験者に聞いた|通った期間・回数はどれくらい?
VIO脱毛を検討する際に、脱毛が完了するまでにかかる期間や回数が気になる方も多いでしょう。
本章では、VIOの医療脱毛を受けたことがある20代~40代の女性200名に聞いた体験談をもとに、VIO脱毛に通った期間を紹介します。
医療脱毛の場合
VIO脱毛は医療脱毛とエステ脱毛の2種類から選ぶことができ、クリニックで受ける脱毛は医療脱毛と呼ばれます。
医療脱毛ではレーザー脱毛が主ですが、非常に強力なレーザーを使用し、毛を生やす組織を破壊する医療行為にあたるため、医師または医師監修のもとで看護師が施術をする必要があります。
※参考:厚生労働省|医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて
また、VIOはデリケートな部分のため、施術後の赤みなどの肌トラブルや硬毛化、毛嚢炎(毛穴の炎症)などのリスクがありますが、医師が在籍する医療機関で施術を行うため、すぐに医療対応が可能です。
では、医療脱毛ではVIO脱毛が完了するまでにどれくらいの期間、通う必要があるのでしょうか。

アンケートによると、VIO脱毛が完了するまでに通った期間で最も多いのは「1年6か月~2年未満」「3年以上」が同数値の19.5%という結果でした。
次いで、「1年〜1年6か月未満」で17.5%、「2年〜2年6か月未満」で13.5%と、約8割が1年以上は医療脱毛に通っていたことがわかりました。
期間と併せて、施術回数も見ていきましょう。

VIOの施術を受けた回数として最も多い回答は「6~8回」で28%、次いで「9~11回」26%、「3~5回」24.5%という結果でした。
施術回数と期間を比較すると、同じ期間通っていても施術回数が少なく、トータルの期間は伸びてしまう可能性もあるようです。
クリニック選びで重視したポイントでは42%の方が「予約の取りやすさ」と挙げていますが、VIO脱毛では月経がきている期間は施術ができないことなども、予約の取りにくさに繋がりっています。
・月経のサイクルの乱れが多くて予約を取るタイミングが難しかった。(40代 会社員) ・生理期間は脱毛できないので、脱毛の予約が少ししづらい。(20代 会社員) ・脱毛を受け始めた当初は生理周期を記録する習慣がなく、予約日に生理が来てしまい急VIO部位以外の照射に変更になったり、予約を取り直したりした結果、少しずつVIO脱毛予約日がずれ込んでいってしまいました。(30代 パート・アルバイト) ※アンケートの回答については個人の感想であり、効果を保証するものではありません |
VIO脱毛完了までにかかる期間を重視する場合には、こうした要因による影響もふまえ、長期的な視点で計画をするとよいでしょう。
毛が薄くなるまでにかかった期間
VIO脱毛は個人の肌質や毛質、使用する脱毛機器によっても効果の現れ方が異なるため、脱毛の目的や希望する仕上がりに応じて、VIO脱毛にかかる期間を確認するのも大切です。
VIO脱毛の経験者が、VIO脱毛を始めたきっかけを質問したところ、以下の回答がありました。
回答 | 割合 |
---|---|
自己処理が面倒 | 68% |
デリケートゾーンを清潔に保ちたい | 63% |
生理中の不快感を減らしたい | 51% |
VIOの毛量が多い | 46% |
かゆみやムレが気になる | 35% |
水着・下着からのはみ出しが気になる | 27% |
介護に備えたい | 17% |
妊娠・出産に備えたい | 11% |
「自己処理が面倒」という回答が68%と最多で、次いで「デリケートゾーンを清潔に保ちたい」63%、「生理中の不快感を減らしたい」51%という結果でした。
これらの課題はVIOの毛量が減るだけでも解消できる可能性があります。
「自己処理が楽になった」と感じられるくらいVIOの毛量が減るのに必要な期間はどれくらいなのでしょうか。

アンケート結果では、毛が薄くなることにより自己処理が楽になったと感じたのはVIO脱毛を開始して「4~6ヶ月」と回答した人が29.5%、次いで「1年以上」が26.5%、「7~9か月」22.5%でした。

施術回数で見ると「自己処理が楽になった」と感じられるのには「4〜6回」という回答が、約半数の47%でした。
VIO脱毛が完了するまでにかかった期間では約8割以上の方が「1年以上」と回答し、施術回数でも「6回以上」の方が多いことを考えると、自己処理が楽になった段階では満足せず、さらに脱毛を続けた方も多いと判断できるでしょう。
ツルツルになるまでにかかった期間
VIO脱毛にかかる期間を比較するためにも、ツルツルになったと感じるまでにかかった期間も確認していきます。

アンケートによると、ツルツルになるまでにかかった期間は「10か月~11か月」が16.8%と最も多く、次いで「3年以上」が16%という結果でした。

期間と併せて施術回数も見ると、「6〜8回」が31.9%と最多で、「9〜11回」の20.4%、「3〜5回」「15回以上」の15%と続く結果になりました。
自己処理が楽になったと感じる期間・施術回数と比較すると、ツルツルになったと感じるまでにはさらに長い期間・施術回数が必要な傾向にあるようです。
とはいえ、「ツルツルになった」という状態にも個人の認識の差があります。
- 完全に毛が生えていない状態
- 毛が薄くなり、産毛が残る程度の状態
希望する仕上がりや、肌質、毛質によってもVIO脱毛にかかる期間は異なります。
ここまでで紹介をした期間や施術回数はあくまで一例であり、希望する仕上がりを実現するにはクリニックで予算も踏まえ、しっかりと相談してから契約することが大切です。
VIO脱毛に必要な間隔|何ヶ月おきに通う?
VIO脱毛の契約は「5回で〇円!」「6回で〇円プラン」などの回数プランが一般的ですが、施術の間隔によっても、VIO脱毛完了までにかかる期間は変化します。
VIO脱毛で十分な効果を得るには、適切なペースで施術を行うことが大切です。
ここからは、VIO脱毛で十分な効果を得るために必要な間隔について解説します。
一般的には1ヶ月半~2ヶ月といわれている
VIO脱毛は毛周期に合わせて施術をおこなう必要があり、一般的な施術間隔は 1ヶ月半~2ヶ月といわれています。
毛周期とは、毛が成長して抜け落ち、再び生え始めるまでのサイクルです。

毛周期は成長期、退行期、休止期の3つの段階に分かれており、段階によって毛の状態は変化しています。
成長期は毛周期のなかで最も長い期間を占め、毛根が活発に活動し毛が急速に成長する時期です。
退行期は毛の成長が止まっている時期を指し、メラニン色素が濃い状態の成長期とは違い、毛の成長が抑制されるためメラニン色素が薄くなります。
休止期は毛が抜け落ちる時期で、新しい毛の生成が一時的にストップし、毛乳頭が毛穴から離れるため脱毛には向いていません。
医療脱毛で使用されるレーザー脱毛機はメラニン色素(毛の黒い色素)に反応するため、成長期の毛にアプローチをする必要があり、それ以外の段階で脱毛しても十分な効果が得られないのです。
とはいえ、毛周期に合わせて施術をおこなうことができたとしても、全ての毛が同じタイミングで成長をしている訳ではなく、毛の約20%しか成長期にないということも理解をしておきましょう。
受ける人の毛質や使用する機械によってベストな間隔は異なる
脱毛の効果を感じやすい人と、そうでない人の違いには、受ける人の毛質が大きく影響します。
体毛には個人差があり、もともと濃い人や薄い人、毛が太い人、細い人などさまざまです。
医療脱毛は毛の黒い色に反応する特殊な光を放つ機械を用いるため、脱毛器の光に反応しやすい毛質だと脱毛効果を実感しやすい可能性があります。
一般的にVIOに生えている毛は濃くて太いので脱毛効果を得やすい部位といえますが、それでも個人差はあると考えておきましょう。
また、使用する脱毛機械によってもベストな施術の間隔は異なります。
医療脱毛に使用する脱毛器は、大きく分けると「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類です。

熱破壊式はレーザーがメラニン色素に反応し、毛根の組織(毛母細胞・毛乳頭)を破壊する脱毛方式です。
一方、蓄熱式は「バルジ領域」と呼ばれる発毛因子を送り出す細胞に熱を加えて破壊します。
バルジ領域は、毛根より浅い位置にあるため、低出力でも脱毛ができるのがメリットです。
しかし、熱破壊式のように毛根を破壊するわけではないため、毛が抜けるまでに時間がかかり、効果を実感しにくいと感じる方も少なくありません。
メラニン色素に照射する熱破壊式では毛周期が重要になるものの、蓄熱式は毛周期が関係ないため、施術間隔を気にせず2週間から1ヶ月おきの間隔で施術が受けられます。
ただし、クリニックによっては蓄熱式でも毛周期を考慮して施術をおこなうところもありますので、事前のカウンセリングでどのような脱毛器を使用して、自身の肌質に合う施術間隔はどれくらいなのかを確認しておくことが大切です。
VIO脱毛に必要な回数|何回通えば完了する?
ここまでは実体験も参考に、VIO脱毛完了までに通った期間や回数を紹介しました。
とはいえ、クリニックでは回数の決まったプランも多く、「結局何回で契約すればいいのか」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
この章では、一般的な情報と「〇回で完了」といった広告への注意点を解説するので参考にしていただき、慎重に検討していただければと思います。
一般的には5~10回といわれている
医療脱毛の場合、VIO脱毛に必要な施術回数は一般的に5〜10回(1年〜1年半程度)といわれていますが、あくまでも目安です。
「第118回日本皮膚科学会総会」では、契約前のカウンセリング時に患者に伝えるべき注意点として以下の内容が挙げられています。
- 毛には毛周期があり、通常5〜7回ほどの施術が必要である。
- うぶ毛の処理は非常に困難である。
参考:第118回日本皮膚科学会総会 ⑨ 教育公演24-2 レーザー脱毛の注意点
個人の毛周期や、毛の質によって効果が出るまでの施術回数は個人差があり、施術の機械やクリニックの照射技術によっても異なるでしょう。
また、どのようなデザインにするのかによっても、必要な施術回数は変わってきます。
全体の毛量を減らす程度であれば、一般的に3〜5回程度の施術で満足できる人もいるでしょう。
Vラインだけを残し、IO部分のみ脱毛する場合は、一般的に8回程度の施術が目安です。
ツルツルの状態である「ハイジニーナ」を目指すなら、一般的に少なくとも8〜10回以上の施術が必要といわれています。
とはいえ、脱毛効果は毛の質の他にも、体調や肌質、自己処理の仕上がりによっても異なり、アンケートの情報を整理してみても、施術回数にはかなり個人差があることがわかります。
VIO脱毛の合計施回数 | 自己処理が楽になった回数 | ツルツルになった回数(※) |
---|---|---|
6~8回(28.0%) | 4~6回(47.0%) | 6~8回(31.9%) |
9~11回(26.0%) | 7~8回(22.0%) | 9~11回(20.4%) |
3~5回(24.5%) | 1~3回(18.5%) | 3~5回(15.9%) |
また、クリニックによっては施術できるデザインが限定されている場合もありますので、希望するデザインを伝えたうえで、想定される施術回数を確認しましょう。
確認する際には理想回数ではなく、最大で必要になる可能性のある施術回数を伝えてくれるクリニックだとよいでしょう。
「〇回で完了」は万人に当てはまらない
脱毛広告のなかには「〇回で完了」や「〇回で脱毛卒業」などを売りにしているケースがありますが、個人差のある医療脱毛は、すべての人が同じ回数で完了することはありません。
人によって必要な施術間隔が異なるため、期間や回数も変わってきます。
「〇回で完了」といった広告を鵜呑みして契約をすると、満足のいく結果が得られず、再び契約が必要になる可能性があります。
同様に、クリニックでおすすめされる回数が最適というわけではないので、契約回数は自分の希望する仕上がりや毛質などに応じて慎重に判断をしましょう。
・レーザー脱毛で契約し、完了しても、毛量が多少減ったくらいであまり効果を感じられなかったので、再度6回契約をした。12回打つと「かなり減った」という実感を持つことができたが、かなり高額になってしまった。それなら最初から「あなたの毛質では6回ではあまり効果がないですよ」などのアナウンスが欲しかった。(30代 会社員) ・大体5回前後で皆さん満足されていますと言われたので、5回分の契約を行いました。確かに施術を行ってから毛量が減った気はするのですが、時期が悪かったのか途中から予約がなかなか取れなくて、時期がズレてしまい思うほどの効果を得ることができませんでした。(20代 会社員) ※アンケートの回答については個人の感想であり、効果を保証するものではありません |
「〇回で完了」は万人には当てはまらず誇大広告の可能性があるのだと心得て判断をすることで、契約後に後悔するリスクを軽減できるでしょう。
VIO脱毛で失敗しないためのポイント
脱毛をしてしまった部分は後からは戻せないからこそ、デリケートなVIO脱毛は「絶対に失敗したくない」と考える人も多いでしょう。
この章では、VIO脱毛で失敗しないためのポイントを紹介するので検討時の参考にしていただければと思います。
自分が求める仕上がりを明確にする
VIO脱毛は美容面だけでなく衛生面においても多くのメリットがありますが、一度脱毛が完了した部位から体毛が生えてくることはありません。
本記事で実施したアンケートでは「VIO脱毛の施術を受けて気になった点や不満について教えてください」という質問に対し、「希望していたデザインと違う仕上がりになった」ことに不満を感じている人が5%いました。
VIOはデリケートな部分でもあり、仕上がりが想定と異なっていた場合には不満につながる可能性があるため、自分が求める仕上がりを明確にし、事前にクリニックと相談することが重要です。
デザインの例は以下の表を参考にしてください。

デザインの種類 | 特徴 |
---|---|
ハイジニーナ | すべて脱毛したツルツルの状態 |
ナチュラル | 毛量を全体に減らし自然な逆三角形に毛を残すデザイン |
トライアングル | ナチュラルより小さめの逆三角形 |
オーバル | 主に女性向けの小さな卵型(楕円形)に毛を整えるデザイン |
スクエア | 小さめの四角形に毛を整えるデザイン |
Iライン | 細長い形に毛を残すデザインで、毛を残す脱毛のなかで最も面積が狭い |
Uライン | トライアングルよりも丸みがあるU字型に毛を整えるデザイン |
ハート | 小さなハート型に毛を整えるデザイン |
毛量を減らすだけで形は整えないで良いのか、希望の形に整えたいのか、すべての毛をなくしたいのか、などVIO脱毛にはさまざまなデザインがあります。
アンケートではVIO脱毛経験者に、どのようなデザインを選択したか質問しました。

最多は「ハイジニーナ」で37%、次に「ナチュラル」31.5%、「トライアングル」27.5%、スクエアは外国で人気の高いデザインであるものの、実施した人の結果は1%と最も少ない結果となりました。
クリニックによっては対応していないデザインがあったり、デザインによって必要な施術回数が異なったりしますので、VIO脱毛を始める前に好みのデザインを決めておき、クリニックに正確に伝えることで仕上がりの失敗を防げる可能性があります。
デザインを伝える際は細かなニュアンスまで理解をしてもらう必要があるため、コミュニケーションが取りやすいクリニックがおすすめです。
デザインを伝える際には以下のポイントを確認しましょう。
- Vラインのデザイン
- Iライン、Oラインの毛は残すか
- 照射をする部分の仕上がり度合い(ツルツル/産毛)
また、男性医師に抵抗がある場合には、事前に女性医師が常駐しているかを確認したうえで、クリニックを選択するとよいでしょう。
広告やホームページの回数プランを鵜呑みにしない
医療脱毛では回数プランを提供しているクリニックが多くありますが、推奨されている回数や広告の「〇回で完了!」という回数でVIO脱毛が終わるとは限りません。
アンケートによると、最初に契約したプランで「満足した」人が55.5%いるのに対し、「満足できなかった」人が44.5%で、さらにはそのうち約半数の方が追加で施術を受けた、という結果もでました。

VIO脱毛の効果の現れ方には個人差があり、「初回の契約では満足ができずに、追加で施術を受け、費用が高額になってしまった」という意見もありました。
実際にVIO脱毛にかかった総額は5万円未満〜40万円以上まで、幅広い金額帯ですが、まとめると以下のような結果です。

この総額には、最初に契約をした基本施術料のみではなく、追加のオプション費用なども含まれているようで、追加でかかった項目は以下の内容でした。
- カウンセリング代
- 初診・再診料
- テスト照射料金
- 照射前のシェービング補助代金
- 麻酔料金
- 照射直後のアフターケアのクリームの処方料金
- 照射漏れがあった場合の追加照射料金
- 施術予約のキャンセル料金
最初に契約していた回数やプランのみでVIO脱毛が完了すると考えていると、予期せぬ追加の出費に不満が発生してしまう可能性もあります。
・想像していたよりも痛みが強く有料の麻酔クリームを使わなくては我慢できなかったことが残念です。(40代 会社員) ・私はカウンセリングで「この回数で確実に脱毛完了できます」とおっしゃっていただいて安心して契約をしたのですが、実際にやってみるとまだまだ残っている部分があり、結局追加で脱毛を続けています。せっかく始めたし、快適なので満足いくまで脱毛を続けようとは思いますが、「確実に」という言葉を信じたことは後悔しました。初回契約で思ったより安くできると感じたけれど結局費用がかさんでしまいました。(30代 会社員) ※アンケートの回答については個人の感想であり、効果を保証するものではありません |
VIO脱毛の後悔を防ぐためには、以下の内容を事前に確認してから契約に進みましょう。
- 希望の仕上がりに必要な施術回数
- 施術1回あたりの料金
- 麻酔代やカウンセリング代など契約に含まれない料金
また、これらの質問をした際に大まかな金額の提示しかなかったり、最短で効果を実感できた場合の金額しか伝えてくれなかったりと、少しでも違和感を感じた場合には他のクリニックとの比較も検討しましょう。
通う間隔が短すぎる場合は注意する
医療脱毛の効果を発揮するには、毛周期に合わせて通う必要があり、ベストな施術間隔の目安は「1ヶ月半〜2ヶ月」が一般的です。
使用される脱毛機器によって施術間隔が短くなるケースもありますが、脱毛機器や肌質・毛質に合わせず、通う間隔を短くしすぎると、VIO脱毛の効果を得にくいうえに、肌トラブルが起こるリスクもあります。
医療脱毛のレーザーは高出力で肌にダメージを与えるため、施術後は非常に肌が乾燥しやすく、敏感になります。
期間を空けずに施術を繰り返すと、赤みや毛根部分の熱が引かず炎症を引き起こしやすくなります。
「施術を早く終わらせたい」といった気持ちがあったとしても、毛周期や脱毛機器と合わせ、施術間隔を守ることが大切です。
また適切な施術間隔をあけて通っている場合でも、肌トラブルが発生する可能性はありますので、少しでも異変を感じた場合にはすぐに医師へ相談をし、症状にあった対応をしてもらいましょう。
VIO脱毛の期間についてよくある質問
最後に、VIO脱毛の期間に関してよくある質問を紹介します。
同様の疑問をお持ちの人はこの章を参考にしていただき、他にも疑問がある場合には必ずクリニックで相談をしてから契約を検討してください。
医療脱毛なら半年でVIOの毛は生えてこなくなりますか?
VIO脱毛に半年通っても、毛が生えてこなくなる、ということはほとんどありません。
毛周期の関係や、デリケートな部分ならではの特性があるからです。
- VIOは毛周期が長く、生え代わりに1年以上かかる可能性あり
- VIOは毛が濃く太いため、他の部位に比べて レーザーが浸透しにくい
- VIOは 皮膚が薄く痛みを感じやすいため、慎重に施術する必要がある
仮に1ヶ月半〜2ヶ月のペースで施術を受けた場合には、半年では施術回数は3回程度になるため、毛量の変化を感じられる可能性はあっても、満足する仕上がりにはならないケースが一般的です。
希望する仕上がりによっても、必要な期間と施術回数は変化しますが、VIOの毛を完全に生えてこなくするには、1〜3年と気長にみる必要があります。
医療脱毛で間隔をあけすぎると逆効果ですか?
医療脱毛は間隔をあけすぎた場合でも、それまでに受けた脱毛効果が下がることはなく、逆効果ということにはなりません。
そのため、脱毛効果を下げたくないことを理由に、焦って施術をしなくても問題はないということです。
しかし、施術間隔をあけすぎると、前回休止期だった毛が成長期を通り越して退行期まで進んでしまう可能性があり、毛周期に合わせた施術ができず、脱毛の効率性が落ちることがあります。
医療脱毛のレーザーは成長期のメラニン色素に効果を発揮するため、退行期や休止期の毛に施術をしても効果的な反応を得られません。
施術間隔をあけすぎると毛周期に合わせたベストなタイミングでの施術を逃す可能性が上がり、効率的に脱毛施術を受けることが難しくなります。
効率よく脱毛効果を得たいなら、間隔をあけすぎず、適切なペースで施術をおこなうことをおすすめします。
まとめ
本記事ではアンケート結果をもとに、VIO脱毛完了までに必要な期間について解説しました。
回答者の体験をもとに期間をまとめると、以下の通りになります。
VIO脱毛に通った期間 | 自己処理が楽になった時期 | ツルツルになった時期 |
---|---|---|
1年6カ月~2年未満(19.5%) | 4~6カ月(29.5%) | 10~11カ月(16.8%) |
3年以上(19.5%) | 1年以上(26.5%) | 3年以上(16%) |
1年~1年6カ月(17.5%) | 7~9カ月(22.5%) | 6カ月~8か月/1年~1年6カ月(13.6%) |
肌質・毛質や希望する仕上がりによっても必要となる期間は異なりますが、少なくとも「4〜6カ月」以上は通うことを想定しましょう。
また、最初に契約をしていた施術回数では足りなかった人が「44.5%」、その中で追加で施術をした方が「約半数」という数値も踏まえると、契約時にはさらに余裕を持った期間や回数で検討をすることがよいと考えられます。
とはいえ、少しでも早く、低予算でVIO脱毛を完了させたいと考える人は少なくないでしょう。
そうすると「一番お得」「〇回にする人が多い」などの魅力的なワードにつられてしまいがちですが、前述したように脱毛完了に必要な期間・施術回数には個人差があります。
「自分は毛が薄いから少ない回数で足りるだろう」と考える方も注意が必要です。
VIO脱毛の効果を効率的に引き出すためには、毛周期に合わせた施術が必要となります。
医療脱毛で使用されるレーザー脱毛機が反応をするメラニン色素(黒い毛の色素)を含む成長期の毛は全体の20%程度しかありません。
ということは、VIO全体の毛を脱毛するためには「数回の施術が必要」ということ、「毛周期に合わせるには1カ月半〜2か月程度の間隔が必要」ということがわかります。
少しでも早くVIO脱毛を完了させるためにも、自身の肌質・毛質や毛周期にあった脱毛を提案してくれるクリニックで、しっかりと事前に相談をしたうえでVIO脱毛の契約を検討しましょう。
また、相談をする際にはいくつかの項目を具体的に話しておく必要があり、コミュニケーションの取りやすい信頼できるクリニックを選択することをおすすめします。
事前に相談をしておきたい内容は以下です。
- VIO脱毛で目指したい仕上がり(パーツごとの毛の残し方/ツルツルか産毛程度か)
- 肌質、毛質に合わせて最大必要な施術回数
- 施術1回あたりの費用と内訳
- 契約に含まれない追加料金
- VIO脱毛のメリットとデメリット
クリニックによっては契約を促すために、よい情報だけを教えてくれたり、そもそも真剣に相談に乗ってくれない場合もあります。
少しでも違和感を感じた場合には、1つのクリニックで判断をせずに複数のクリニックで比較検討しましょう。