脂肪冷却は脂肪を冷却することで脂肪細胞を破壊し、体外に排出する痩身施術です。
脂肪冷却を検討している人の中には「脂肪を冷やすだけなら自分でできるのでは?」と考える人もいるでしょう。
自分でおこなう場合、クリニックに通う時間や費用を節約できますが、実際に自宅できるものなのでしょうか。
本記事では「脂肪冷却は自分でおこなえるのか」「家庭用脂肪冷却マシンを使用するリスク」などを解説します。
また、本記事で調査した脂肪冷却の経験者100名へのアンケートの結果をもとに、脂肪冷却に関する情報併せて紹介しますので参考にしてください。
【アンケート名】脂肪冷却に関するアンケート 【調査日】2025年03月03日~2025年03月07日 【調査対象】脂肪冷却を受けたことがある20代~40代の女性 【調査人数】100人 【調査方法】アイブリッジ株式会社Freeasyを用いたインターネットリサーチ(調査元:メディクレール編集部) ※本記事で紹介するアンケート結果や体験談は個人の感想に基づいており、すべての方に同じ効果が得られるわけではありません。 |
【アンケート名】脂肪冷却に関するアンケート 【調査日】2025年03月03日~2025年03月07日 【調査対象】脂肪冷却を受けたことがある20代~40代の女性 【調査人数】10人 【調査方法】ランサーズ株式会社Lancersを用いたインターネットリサーチ(調査元:メディクレール編集部) ※本記事で紹介するアンケート結果や体験談は個人の感想に基づいており、すべての方に同じ効果が得られるわけではありません。 |
目次
脂肪冷却は自分でおこなえる?
そもそも、脂肪冷却を自分でおこなうことは可能なのでしょうか。
ここからは、脂肪冷却を自分でおこなう方法について解説します。
脂肪冷却は自分でおこなえる? |
家庭用の脂肪冷却マシンを使用する 保冷剤で冷やすのはNG |
家庭用の脂肪冷却マシンを使用する
一般的に脂肪冷却はクリニックやエステサロンにておこなわれる施術ですが、家庭用の脂肪冷却マシンを使用することで自分でも脂肪冷却が可能です。
インターネット上で「脂肪冷却 セルフ」と検索すると、冷凍ダイエットマシン・脂肪冷却マシン・家庭用ダイエットマシンといった名目で、家庭用の脂肪冷却マシンが豊富に販売されています。
家庭用脂肪冷却マシンはクリニックで使われる機器と比べると出力が少ないものの、自宅でおこなえるため手軽な点が魅力です。しかし、自分で家庭用脂肪冷却マシンを使う場合は、温度設定に注意が必要です。
温度設定を誤ると凍傷などのリスクが高くなるため、安全性を考えるならクリニックで施術したほうが良いでしょう。

脂肪細胞は皮下脂肪を4℃に30分間保つようにします。これを家庭で行うのは危険です。リスクをよく理解して行いましょう。
保冷剤で冷やすのはNG
脂肪冷却は痩せたい部分を冷却する痩身施術なので「保冷剤で冷やせば痩せるのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、それは大きな間違いであり、保冷剤で脂肪冷却をおこなうと低温火傷や凍傷を引き起こす恐れがあります。
保冷剤が直接肌に触れないようにタオルで巻いた場合は、凍傷の心配はなくなるものの、脂肪冷却の効果は期待できません。
脂肪冷却は温度を一定に保つことが重要であり、4℃以下の安全な状態で30分~それ以上冷却する必要があります。機械であれば温度を一定に保つことができますが、保冷材では不可能です。
自分で保冷剤を使って脂肪冷却すると、脂肪が落ちないだけでなく、凍傷などのリスクがあり危険なのでやめましょう。

皮膚表面の温度を下げ過ぎると、凍傷になりやすいです。しっかり吸引をかける必要があります。
家庭用脂肪冷却マシンとは?
前述した通り、家庭用脂肪冷却マシンを使うことで、自分でも脂肪冷却が可能です。
しかし、家庭用脂肪冷却マシンはメリットだけでなくデメリットもあるので注意しましょう。
ここからは、家庭用脂肪冷却マシンの仕組みや、メリット・デメリットを解説します。
購入を検討している人は、家庭用脂肪冷却マシンの知識を深めてから判断しましょう。
家庭用脂肪冷却マシンとは? |
家庭用脂肪冷却マシンの仕組み 家庭用脂肪冷却マシンの一般的なメリット 家庭用脂肪冷却マシンのデメリット |
家庭用脂肪冷却マシンの仕組み
家庭用脂肪冷却マシンも、仕組み自体はクリニックで使用されている機器と変わりません。
施術したい部位に冷却プレートを当てることで、脂肪細胞を冷却し、破壊された細胞を排出する原理です。
しかし、家庭用脂肪冷却マシンはクリニックの機器と比べて、出力や冷却範囲、温度制御などが異なります。
操作は比較的簡単ではあるものの、説明書を確認せず自己判断でおこなうと、凍傷などの危険性が高まるので注意しましょう。
家庭用脂肪冷却マシンの一般的なメリット
家庭用脂肪冷却マシンの一般的なメリットは以下の通りです。
- 比較的操作が簡単
- クリニックに比べると安価
- 時間や場所を選ばずにできる
- 何度でもおこなえる
一般的な家庭用脂肪冷却マシンの使い方は、痩せたい部位にマシンを装着しボタンを押すだけです。
そのため、機械が苦手な人だとしても、問題なく操作がしやすく、メリットに感じる人は多いでしょう。
家庭用脂肪冷却マシンは1万~3万円ほどで購入できる機器が多いため、クリニックでおこなうよりも安価な点もメリットにあがりやすいです。また、時間や場所を選ばずできるので、忙しい人にとっては嬉しいポイントといえます。
家庭用脂肪冷却マシンでは施術回数に制限がないため、定期的なメンテナンスとしても活用する人もいるでしょう。
家庭用脂肪冷却マシンのデメリット
とはいえ、家庭用脂肪冷却マシンには知っておくべきデメリットがあります。
ここから家庭用脂肪冷却マシンのデメリットを解説します。
- 精度が劣る
- 安全性が懸念される
- 肌トラブルが起こりやすい
クリニックで使われる機器は、高出力かつ精密な温度管理が可能なので、一般的に一度の施術で20~25%の脂肪細胞を減少できるといわれています。
一方、家庭用脂肪冷却マシンは出力が低いため、十分な効果を得られない可能性が高いといえます。
また、機器の精度が劣り、安全性が確保されていないこともデメリットのひとつでしょう。
クリニックで使用される脂肪冷却機器は、医療機器として厚生労働省の認可を受けているものもあり、家庭用脂肪冷却マシンは認可を受けていないものが大半です。
家庭用脂肪冷却マシンは自分でできるため手軽におこなえる分、肌トラブルが起こりやすいなどの危険性があることを理解しておきましょう。
家庭用脂肪冷却マシンを使用するリスクについては、次で詳しく解説するので参考にしてください。
家庭用脂肪冷却マシンを使用するリスク
ここからは、家庭用脂肪冷却マシンを使用する具体的なリスクについて解説します。
家庭用脂肪冷却マシンを使用するリスク |
肌トラブルのリスクがある 施術部位にムラが生じやすい 副作用が発生した場合は対処が遅れる |
肌トラブルのリスクがある
家庭用脂肪冷却マシンは自分でおこなうこともあり、使い方次第では肌トラブルのリスクがあります。
家庭用脂肪冷却マシンを使用する際、機器の操作方法や温度設定に誤りがあると、過剰に冷却されて皮膚の凍傷や低温火傷を引き起こす可能性があります。
凍傷になると、肌に赤みや腫れなどの症状が出たり、焼けるような痛みを伴うこともあります。
また、自分で冷却することによって末端神経が損傷する可能性も否めません。
末端神経が損傷すると、しびれや感覚麻痺、痛みなどの症状があり、ひどい場合は皮膚移植が必要になります。
家庭用脂肪冷却マシンによっては、肌への刺激が強い場合があり、施術後に赤みや腫れなどのトラブルが出ることもあります。
赤みや腫れは数時間から数日程度で治まるケースがほとんどですが、刺激の強さによっては色素沈着が起こることもあります。特に日焼けしやすい人や敏感肌の人は注意が必要です。
肌トラブルを最小限に抑えるためにも、適切な使用方法と温度設定を守ることが求められます。
施術部位にムラが生じやすい
家庭用脂肪冷却マシンは、クリニックで使用される機器に比べて冷却範囲や温度制御が劣ります。そのため、冷却温度が一定に保たれず、施術部位にムラが生じることがあります。
ムラが生じると、期待した効果が得られない場合や、施術に適していない部位を冷却してしまい肌トラブルを引き起こす原因にもなります。
施術中に冷却範囲を均一に保つためには、マシンの操作や施術部位に細心の注意を払う必要があります。
副作用が発生した場合は対処が遅れる
家庭用脂肪冷却マシンを使用する際、万が一副作用が発生した場合、自己判断で対応することになりがちです。
脂肪冷却はクリニックでおこなった場合でも、以下の副作用が発生することがあります。
- 赤み
- 腫れ
- かゆみ
- 痛み
- 内出血
- 間隔麻痺
メディクレール編集部で調査したアンケートによると、いずれの症状も数日~1週間程度で改善するケースがほとんどでしたが、症状によっては対応の遅れが症状の悪化に繋がる可能性があります。
施術後、特に深刻な後遺症はありませんでしたが、一時的な症状として施術部位が赤くなり、軽い痺れや圧迫感を感じました。これらの症状は数日から1週間程度で自然に解消しました。また、稀に軽いむくみや違和感がありましたが、これも時間とともに改善されました。
脂肪冷却をした直後から1週間程は内出血の痕が消えずにありました。また、長い時は1週間程痛みも残っていました。ですがどちらも時間が経てば消えたので、ずっと残る後遺症はなかったですね。後遺症に関して心配はないと感じました。
数日間施術部位に軽い痺れや違和感が残りました。特に冷たさを感じた部分が少し赤くなったのが気になりましたが、1〜2週間ほどで自然に消えました。
※アンケートの回答については個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
凍傷や低温火傷の症状が出た場合でも、家庭用脂肪冷却マシンを使用して自分で脂肪冷却をおこなっていた場合には、速やかに医療機関に行く前に時間がかかる可能性があります。
クリニックで施術を受ければ、医師や看護師がすぐに適切な対処をしてくれるため、安全面での安心感が大きいでしょう。
クリニックで脂肪冷却をする一般的なメリット
家庭用脂肪冷却マシン手軽に使える反面、肌トラブルや効果の不確実性があることから、クリニックで施術を受ける方が安全で効果的であるといえます。
ここからは、クリニックで脂肪冷却を受ける一般的なメリットを解説するので、自分に合う施術方法を再度考えてみましょう。
クリニックで脂肪冷却をする一般的なメリット |
脂肪減少効果が持続しやすい 医師による診断・施術で安全性が高い アフターケアもおこなってもらえる |
脂肪減少効果が持続しやすい
クリニックで使用される脂肪冷却マシンは、厚生労働省やFDA(アメリカ食品医薬品局)などの厳しい認可を受けており、安全性と効果が保証されているものがほとんどです。
クリニックでは高出力な機器を使用するため、1回の施術でも多くの脂肪細胞を冷却し、脂肪減少効果が持続しやすいです。
医師による診断・施術で安全性が高い
クリニックでは医師による診断や、医師・看護師が施術をおこなうため、安全性が高いことが挙げられます。
診察では、一人ひとりの体質や脂肪の状態を確認し、最適な施術方法を提案してもらえます。
脂肪冷却は誰でもできるわけではなく、皮下脂肪が極端に少ない人や、皮下脂肪層の厚みが1mm未満の部位には施術できないこともあり、部位によっては脂肪冷却以外の痩身施術を推奨されることもあります。
さらに、施術中は医療従事者が状態を確認し、万が一肌トラブルが発生した場合でも迅速に対応してもらえるため、安心して施術を受けられます。
アフターケアもおこなってもらえる
クリニックで脂肪冷却を受ける最大のメリットはアフターケアが含まれている点です。
一般的に脂肪冷却の施術後は、施術部位のマッサージをおこなわれ、固く凍った脂肪層をほぐしてくれます。
その結果、凍結された脂肪細胞が破壊され施術効果が高まるため、施術後のマッサージは重要です。
他にもアフターケアには、施術後の経過観察や肌トラブルへの対応などがあります。
また、施術後の生活習慣や食事についても医学的なアドバイスをもらえるため、施術の効果をさらに高められる可能性があるでしょう。
脂肪冷却で得られる効果
脂肪冷却をすることで、どのような効果を得られるのでしょうか。
実際に脂肪冷却を受けた人のアンケート結果をもとに、どのような効果が感じられたかを解説します。
アンケートによると「脂肪冷却の施術を受けて良かったと感じた点を教えてください」という質問の回答は以下の結果となりました。
痩せにくい部分に効果が出た | 29% |
部分痩せが実現できた | 26% |
自然な仕上がりに満足した | 23% |
施術後のダウンタイムがほぼなかった いまのところリバウンドの心配がない | 21% |
洋服のサイズが小さくなった | 20% |
短期間で効果を実感できた | 19% |
セルライトが気にならなくなった | 17% |
費用が抑えられた | 15% |
体型に自信が持てるようになった 良かったと感じた点はない | 14% |
周囲から「痩せた?」と聞かれることが増えた ダイエットのモチベーションが上がった | 13% |
運動や食事管理が楽になった セルフケアが楽になった | 11% |
妊娠前の体重に戻った | 10% |
その他 | 2% |
脂肪冷却施術のメリットとして「痩せにくい部分に効果が出た」29%が最も多く、次いで「部分痩せが実現できた」26%、「自然な仕上がりに満足した」23%でした。
ここからは、一般的にいわれる「脂肪冷却で得られる効果」についてアンケートの結果も交えながら、さらに詳しく解説します。
脂肪冷却で得られる効果 |
食事制限や激しい運動をしなくても痩せられる リバウンドのリスクが少ない 希望する部位が痩せられる ダウンタイムが短くて済む |
食事制限や激しい運動をしなくても痩せられる
通常ダイエットをする場合、バランスの取れた食事や適度な運動、十分な休養が大切です。
消費カロリーが摂取カロリーを上回らないように食事制限をしたり、適度な運動をしたりすることで理想の体を目指します。
脂肪冷却は食事制限や激しい運動をせずに脂肪を減少させる施術といわれています。脂肪細胞を冷却して破壊し、体外へ自然にから排出されるため、身体に負担をかけずに理想のボディラインを目指します。
食事制限や運動は必要ないといわれていますが、アンケートでは以下のような声が届いています。
1回目は効果を感じたが2回目以降は運動やマッサージを併用しないと効果を感じにくかった。
施術後1週間~10日程は自分でもマッサージなどをすると効果が実感出来ると言われたのですが、マメではない自分はマッサージを継続できず、施術料金に合った効果は無いように感じます。
※アンケートの回答については個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
効果の現れ方には個人差があり、適度な運動やマッサージが脂肪冷却の効果を実感しやすくするためには大切だと考えられます。
リバウンドのリスクが少ない
食事制限や運動による減量で痩せることができた場合、肥大した脂肪細胞が小さくなることで痩せたことを実感するのが一般的です。
過度な食事制限や激しい運動で基礎代謝が摂取カロリーが下回った場合には、身体が飢餓状態になります。
飢餓状態になると筋肉量が減少するため、消費されるカロリー量が減少し、リバウンドがしやすくなる場合があります。
脂肪冷却は食事制限や激しい運動による痩身ではなく、脂肪細胞自体を体外に排出する施術のため、リバウンドのリスクが少ないとされています。また、脂肪冷却によって破壊し、体外に排出された脂肪細胞は、体内に再生されることはありません。

脂肪冷却は脂肪細胞の数自体を減らすことができるので、リバウンドしにくいです。

とはいえ、脂肪冷却の施術後に暴飲暴食を続けてしまうと、体内に残った脂肪細胞が肥大し、リバウンドしてしまうことがありますので、適度な食事を意識することが大切です。
希望する部位が痩せられる
食事制限や運動をしても「痩せたい部分が痩せられない」といった経験はないでしょうか。
脂肪冷却は特定の部位をターゲットにした痩身施術です。食事制限や運動で痩せにくい部分、例えばウエストやお腹、太もも等を集中して冷却することができるため、部分痩せを実現したい人に取っては効果的とされています。
メディクレール編集部で調査したアンケートでは、脂肪冷却をした部位は以下の順番に多い結果となりました。
施術部位 | 割合 |
---|---|
腰回り(ウエスト) | 38% |
お腹 | 29% |
太もも外側 | 29% |
お腹の横(サイド腹部) | 28% |
二の腕 | 27% |
太もも内側 | 27% |
脇前/脇後 | 22% |
背中 | 21% |
あご下 | 19% |
ふくらはぎ | 13% |
おしり | 11% |
膝上 | 10% |
その他 | 1% |
アンケートでも、脂肪の落としにくい部位である、腰回り(ウエスト)やお腹、太ももを施術に選ぶ人が多くいました。
ただし、希望する部位によっては「皮下脂肪が薄く施術ができない」「皮下脂肪ではなく内臓脂肪なので脂肪冷却での痩身が期待できない」などの可能性もありますので、必ず事前のカウンセリングで医師へ相談をしましょう。
ダウンタイムが短くて済む
脂肪冷却は、手術を伴わない非侵襲的な施術であるため、ダウンタイムが短く、施術後すぐに日常生活に戻ることが可能とされています。
アンケートでも、ダウンタイムの症状はほとんどなかったとの回答が目立ちました。
ダウンタイムについて、事前に皮膚の変色や青あざになる可能性があると聞きましたが、私の場合は赤くなるくらいでダウンタイムと言われる症状はほとんどなかったです。後遺症もなく、効果の面を度外視すると手軽な施術だと思いました。
施術後も特に問題なく、後遺症もありませんでした。強いて言うなら赤みが少しありました。
※アンケートの回答については個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
施術後に軽い赤みや腫れが出ることはありますが、通常は数時間から数日で治まることが多いようです。
仮に症状の悪化や長期間症状が収まらない場合には、医療機関を受診しましょう。

脂肪冷却は脂肪吸引などの外科的施術と比べると、圧迫などの期間が不要なのでダウンタイムが短いです。ただ、その分効果はマイルドなので、繰り返し行います。
脂肪冷却を受ける前に知っておくべきこと
最後に、脂肪冷却を受ける前に知っておくべきことを解説します。
インターネット上で脂肪冷却について検索すると「効果がない」といった意見も見られます。脂肪冷却の注意点や理解しておくべきポイントを知らずに施術を受け、想像とのギャップが原因なことも多いようです。
脂肪冷却の施術後に「思っていたものと違う」「自分に合わなかったかも」と感じないためにも、十分な知識を持ってから施術を決めることが大切です。
脂肪冷却を受ける前に知っておくべきこと |
施術後すぐに効果が得られるわけではない 効果を得るには複数回施術が必要な可能性がある 大幅な体重減少は期待できない |
施術後すぐに効果が得られるわけではない
脂肪冷却は施術後すぐに効果が得られるわけではありません。
施術によって冷却された脂肪細胞は、老廃物として排出されるまでに一定の期間を要します。通常、効果を実感するまでに1ヶ月程度かかる場合があります。
アンケートでも、効果を実感するまでに時間がかかるとの意見が多数ありました。
施術後すぐに効果が出るわけではなく、数週間~数か月たたないと効果が感じられないことがある
脂肪冷却を受けて、デメリットに感じた点は、効果が現れるまでに数週間かかったことです。施術直後は変化がほとんど感じられず、焦りや不安を覚えました。
すぐに効果が出るわけではなく、数週間から数ヶ月かかるため、即効性を求める人には向いていないと感じました。
※アンケートの回答については個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
このように施術後すぐの効果を希望する場合には、脂肪冷却以外の施術も検討しましょう。
効果を得るには複数回施術が必要な可能性がある
脂肪冷却の効果には個人差があります。
一般的にクリニックで脂肪冷却をした場合、一度の施術で20~25%の脂肪細胞を減少できるといわれています。しかし、セルライトのような硬い脂肪だと効果が現れにくかったり、脂肪冷却は皮下脂肪に効果がある施術なので、内臓脂肪だと効果がなかったりと、脂肪のつき方によっても効果に変化があります。
一度で効果を感じる人もいれば、多くの人は複数回の施術を受けることでより明確な結果が得られるようです。
メディクレール編集部によるアンケートでも、一度の施術では効果を感じにくいとの意見がありました。
一度や二度の施術では効果がわかりにくく、複数回施術を受ける必要があると思いました。
1回だけでは十分な効果を感じにくいため、複数回の施術が推奨される点もコスト面で負担になる可能性があります。
※アンケートの回答については個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
このように1回の施術では十分な効果を感じない場合もありますので、施術を受ける前にその点を理解しておくことが重要です。
大幅な体重減少は期待できない
大幅な体重減少が期待できないことも「脂肪冷却は効果がない」と思われる理由かもしれません。
前提として、脂肪冷却は体重減少を目的とした施術ではありません。
脂肪冷却は特定の部分の脂肪細胞を破壊し、ボディラインの変化を目指す施術です。
実際にアンケートでも、体重減少を目指すものではないとの意見がありました。
特に部分痩せはできるが、大幅な体重減少は期待できないのも注意が必要です。
大幅な体重減少を目指すものではなく、食事管理や運動と組み合わせることで効果を目指す位置づけだと思います。
※アンケートの回答については個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
ダイエットでは体重減少を目的目安としている人がは多くいますが、大幅な体重減少を期待する人には適していない施術といえるでしょう。

脂肪冷却は皮下脂肪の減少だけができます。内臓脂肪の減少はできませんし、基本的には体重も変化しません。彫刻を作るように、身体の皮下脂肪を部分的に削って作るようなイメージです。
脂肪冷却は自分でおこなうと危険!安全性の高いクリニックで施術をしよう
本記事では脂肪冷却は自分でおこなえるのか、家庭用脂肪冷却マシンを使用する際のメリットやリスクについて解説しました。
脂肪冷却を自分でおこなうには、家庭用脂肪冷却マシンを使用する方法があります。
家庭用脂肪冷却マシンは手軽に利用でき、クリニックよりもコストを抑えられるといった点がメリットに挙げられます。
しかし、クリニックで使用される医療機器と比べると、出力や冷却範囲、温度制御などが劣り、十分な効果を得られない可能性や、肌トラブルを引き起こすリスクが伴います。
家庭用脂肪冷却マシンを使うことで手軽に脂肪冷却を試みることができますが、安全性を考慮すると、やはりクリニックでの施術が安心です。クリニックでは、医師による診断と医師や看護師による施術が受けられ、万が一副作用が発生した場合も迅速に対処してもらえます。
また、脂肪冷却はの特徴もよく理解し、自身に合った痩身施術を選択することが重要です。
- メスを利用しないため身体への負担が少ない施術であり、ダウンタイムは短い傾向にある
- 脂肪細胞が体外に排出されるのには施術後1~2ヶ月程度かかる
- 脂肪のつき方によっては複数回の施術が必要になることも多い
- 脂肪冷却は脂肪細胞減少による部分痩せを目指しており、体重減少を目的とした施術ではない
施術を希望する部位によっては別の痩身施術が推奨される場合もあり、希望する仕上がりや効果を期待する期間によってはそもそも最適な施術は脂肪冷却なのか、検討をする必要があります。
とはいえ、そうした判断を自分でおこなうのは難しいことも多く、脂肪冷却に対応しているクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。
また、脂肪冷却を自分でおこなうと、肌トラブルやリスクが発生する可能性が高いため、専門の知識と技術を持った医療従事者による施術を受けることが重要です。クリニックであれば、個々の体質や脂肪の状態に合わせた最適な施術が行われ、安全に施術を受けることができます。
脂肪冷却を検討している方は、安全性と効果を考慮し、必ず信頼できるクリニックで施術を受けましょう。